開催プログラム

フォーラム

フォーラムの風景

 森の“聞き書き甲子園”の1年間の活動成果を発表する第8回森の“聞き書き甲子園”フォーラムを、2010年3月28日(日)に江戸東京博物館ホール(東京都)にて開催しました。

 フォーラムでは、森の”聞き書き甲子園”の修了証書の授与が行われ、前半は哲学者の内山節さんから自身の体験をもとに農山村での暮らしについて基調講演をしていただきました。後半からは講師の塩野米松さんや阿川佐和子さんが「聞き手」となって、代表の高校生と、写真賞を受賞した高校生から様々なエピソードを聞きだしていきました。また、実際に取材を受けた3人の名人にもお越しいただき、「聞き書き」をした高校生と共にそれぞれの出会いや取材の様子などをお話しいただきました。息の合った名人と高校生のお話しに会場も惹きこまれ、時折開場が笑いに包まれるシーンも。インタビューの合間には聞き書き甲子園OGによる名人の映像記録が上映され、ロビーに展示された名人全員の写真や、名人の道具の展示などを通して、来場された方にも名人を身近に感じてもらいました。
 最後には、聞き書き甲子園OB・OGの「共存の森」づくりの活動についても紹介され、「聞き書き」を終えた高校生たちのその後の成長についてもご覧いただきました。

 江戸東京博物館でのフォーラムを終えた後、参加高校生はBumb東京文化館に移り、グループワークを通して1年間の振り返りと、それぞれの体験を他の参加者と共有しました。「初めて訪れた私にとても優しくしてくれて驚きました」「名人の技がこのまま途切れるのはもったいない」「とても貴重な体験ができた。これを機会にもっと環境に興味を持って積極的に活動していきたい」など、一つにはまとめることのできない、高校生一人一人の思いが発表されました。

Topics! 「海の森づくり」に全国の高校生が参加

海の森

 東京都の中央に位置する中央防波堤内側埋立地に、区部最大級の公園「海の森」(仮称)の整備が計画されています。この計画予定地は、昭和48年から昭和62年まで、ごみの最終処分場として使われてきた場所です。東京都は、世代を超えた広範な都民、企業、NPO等との協働により、苗木づくりから植樹・育成、公園の運営管理などを進め、約30年をかけて、ここを緑豊かな公園に整備していきます。
 森の“聞き書き甲子園”では、おととしからこの「海の森」(仮称)構想に協力し、昨年度は参加高校生にタブノキの鉢上げ作業を行ってもらいました。今年は海の森にてイヌマキなど7種の木を植えてもらいました。併せて、ゴミ処理施設の見学を行い、海の森の構造についても学んでいただきました。
 午後からは、合同庁舎にて講師の木村尚さんに東京湾のアマモ場の再生活動についてお話いただき、森と海のつながりについて学んでいただきました。